岩手県内に記録的な大雨をもたらした台風5号が上陸してから12日で1か月です。

県内の農林水産業の被害額は9月6日時点で宮古市や久慈市など17市町村でおよそ4億円に上っています。
台風5号は8月12日、大船渡市付近に上陸し、県内を北西に進みました。
台風が県内に上陸したのは2016年8月の台風10号以来2度目です。


今回の台風は県内各地に記録的な大雨をもたらし、特に久慈市下戸鎖では48時間の降水量が481.5ミリとなり、観測史上最大を記録しました。
これは8月、1か月分の2.6倍にあたる雨量で、久慈市内を流れる長内川など複数の河川が氾濫危険水位を超え、河川流域の地域には県内で初めて緊急安全確保が発令されました。