物価高による家計負担の増加が懸念される中、大手スーパーが食品や日用品などおよそ110品目の値下げに踏み切りました。
1日から一部商品を値下げしたのは、東北エリアのイオンやイオンスタイルなどで組織するイオン東北です。

(甲斐谷キャスターリポート)
「今回値下げの対象となるのは、イオングループのプライベートブランドに加え、おなじみのメーカーの食品や日用品も含まれています」
イオン東北では、1日からプライベートブランド60品目と、ナショナルブランドと呼ばれるメーカーが製造した商品およそ50品目を合わせたおよそ110品目を値下げしました。

帝国データバンクによりますと10月の飲食料品の値上げは合計3024品目に上り、2025年4月以来となる3000品目越えの値上げラッシュとなっています。
値下げの背景には、物価高騰による消費者の買い控えへの警戒感があります。
値下げ幅は日常遣いする洗濯洗剤の詰め替え用は33円、これからの季節に需要が高まるシチューは43円など数10円から100円ほどで、生産や流通の工程を見直しコストを削減することで実現しました。

(イオン東北 商品本部 西田茂樹 商品副本部長)
「お客様の価格に対する関心が非常に上がっている中、少しでもイオン東北として応援できたらということで10月1日より110品目の値
下げをさせていただきます」
イオン東北の今回の値下げは岩手県内の21店舗で当面の間行われ、値下げ商品の入れ替えも検討しているということです。