福津市長「高床構造は耐震性が低い」
子供たちの安全を確保し周辺への浸水被害も起こさない高床構造での学校建設。
福津市の原崎市長は、高床構造は盛り土より耐震性が低く大地震における安全面を考慮すると「盛り土がベストな工法」と訴えます。

福津市 原崎智仁 市長
「高床式も、安全だと言ってもやはり柱の上に建って柱の下に基礎があるけど、やはりひびが入る可能性とかね、それは土の上にドンと乗っているほうが絶対安全だと思います。今回の工法(盛り土)で学校を作るのが一番ベストと思っています」
土木防災の専門家「高床構造の耐震性に問題ない」
しかし、土木防災の専門家は「基準をクリアすれば高床構造での耐震性に問題はない」と指摘します。

防災アドバイザー 近藤靖浩さん
「国交省が、構造に対する設計の指針を出しています。それに耐えられる構造を確認するという方向で国が指針を出していますので、それに準拠できれば地震には対応できるのかなと思います。盛り土だからとか高床だから全てが地震に弱いというわけではないと言えますね。」

台風シーズンを迎える中、福津市の建設現場では盛り土によるかさ上げ工事が着々と進んでいます。
新しい小学校は2027年4月に開校する予定です。