参加者の最年少は3歳。

参加者同士の交流が深まるのも講座の魅力の一つで、野菜の大きさを調節しながら自分好みの味に仕上げていきます。

参加者:
「みじん切りするのが大変だけど、工程としてはそんなに難しくなかった」

完成後にも食育活動があります。

それが、箱膳(はこぜん)体験。

講師:
「箱を開けたときにおかずを見たら喜びが感じられる、何が入っているんだろうな~というところで(箱膳体験を始めた)。それから並べ方を皆さんに学習してもらいたい」

江戸時代から60年ほど前まで使われていたとされる箱膳で、和食のルールや箸の使い方などを学びました。

「いただきます」

ご飯とともに味わう「やたら」の感想は?

参加した子ども:
「おいしかった」

参加者:
「オクラを入れたことなかったのですが、初めて入れて作ったらすごくいい働きをしていて感動しました。ちょっととろみがつくから、全体がまとまりが効いているなと思いました」

だんどりの会 黒柳博子会長:
「やたらのおいしいっていうのは、採りたて。八百屋さんで買ってきた野菜ではなくて自分の庭で採ってきたものをすぐ食べる、そこがおいしいところだと思います」
「郷土食を若い人たちに、子どもたち、孫たちに伝えていきたいかなと」

町民にずっと親しまれてきた郷土料理「やたら」。

後世に伝えていくため、食育活動を行っていきたいとしています。