“水神様”として河童をまつる神社へ――

記者「ここは菊池市にある天地元水神社です。この場所は河童にまつわる神社とされていて、手水を見ると、河童がいます。お社の中にもいたる所に河童の姿があります」

宮司の渋江公昭(しぶえ きみてる)さんの先祖が、当時暴れていた河童を鎮めたことに由来する天地元水神社。河童を“水神様”として祀っています。

天地元水神社 宮司 渋江公昭さん「水難防止とか井戸の清祓いをする人が多い」

河童は「川太郎」だった?

神社の歴史を記した古文書にも河童に関する記述があり、地域の図書館に残されています。

記者「菊池市中央図書館には、天地元水神社にまつわる古文書が約4200点保管されています」

約400年前の古文書には河童を『川太郎』などと呼び、詳しく記されていました。

菊池市中央図書館 鷲崎有紀さん「川太郎(河童)には4種類ほどあって、その種類と肌の色などについて書かれている」