「特別警報」が発表された地域 損害は約1140万円

7月27日(土)に開催するはずだった秋田県・由利本荘市の「第72回 本荘川まつり花火大会」。

25日から降り続く大雨で、花火が打ちあがる由利本荘市には、一時、「緊急安全確保(警戒レベル5)」が発令されました。

(「第72回 本荘川まつり花火大会」準備していた会場の様子)

由利本荘市 観光協会 担当者
「花火の打ち上げ台や会場内の電気工事・配線工事、有料席など資材の設営準備まで完了していました。約1000万円ほどかかりました」

花火そのものに被害はなかったものの、花火の打ち上げ費用、広告宣伝費、会場設営費が発生。また有料席収入等がなかったことを合わせると1140万円の損害になるということです。

「巨大地震注意」の花火はリベンジ開催へ 台風では「持ち越す」自治体も

(2023年の小林市すき納涼花火大会の様子/例年1万人が訪れる)

「巨大地震注意」で中止となった宮崎県の「小林市すき納涼花火大会」も会場の設営は進めていましたが、花火自体の被害はありませんでした。9月に改めて開催できる見通しがたち、本来であれば発生するようなキャンセル料もなく、損害は10万円程度でおさまったということです。

(準備していた園児が作った灯籠 ようやくお披露目となる)

「台風7号」の影響で中止になった神奈川県・清川村の「宮ヶ瀬ふるさとまつり」では、3日間あるうちの1日だけ、台風7号の影響で花火をあげることができませんでした。余ってしまった花火は業者さんに管理してもらい、9月22日に行われる「きよかわむらまつり」の際に打ち上げるということです。