その“米不足”の解消に向けて6日午後には、JA全農にいがたと販売店などが新米について話し合い、2024年産米のコメの価格についてJA側は、肥料や燃料費の高騰による店頭価格の上昇が見込まれるとしました。

実際に、2024年産米についてJAから農家へ支払われる“仮渡し金”は、例えば「一般コシヒカリ」の一等米で60kg1万7000円。2023年より3100円も上がっています。

早生品種の「葉月みのり」では店頭販売価格が4割ほど上がったお店もありました。
こうした現状に、卸売業者からは…
「消費者が買いだめした需要が“重し”となって、今後の販売を抑制というか、ブレーキがかかってくる可能性があるという危機感があります」
「コメの価格があまり上がると、消費限界であるとか、外食企業などは外国産米の使用を検討する可能性がある」
など、コメの“消費が落ちるのでは”という不安の声が聞かれました。
これに対してJA全農にいがたの伊藤能徳会長は、
「肥料や燃料などさまざまな値段が上がっている中で、農家が再生産できる価格を設定した。消費者の皆さんからご理解いただけるよう、これからもさまざまなかたちで努力していきたい」と話し、理解を求めました。

これから収穫が本格化するコシヒカリ。
まもなく店頭にも並び始めますが、どのような値段をつけるべきか、業者の苦悩が続いています。














