歴史ある風景は、地震で一変
平時忠の直系子孫で、上時国家の二十五代当主・時国健太郎さん(73)は、地震発生当時、金沢市の自宅にいました。
上時国家二十五代当主・時国健太郎さん
「グーグルアースのリアルタイム検索で空から見る限り、建物がちょっとずれたかのように見えた。2007年の地震でも被害がなかったので、最初は潰れているとまで思わなかった。」
1月9日、時国さんの弟が、どうにか「上時国家住宅」にたどり着くと、歴代の当主が心血を注いで維持管理に努めてきた200年近い歴史のある建物は倒壊、風景は一変していました。

1階部分は押しつぶされ、主屋と納屋、米蔵も被害を受けたほか、珠洲市にある先祖の時忠の墓も行くことが出来ません。