「1週間~10日は地元で助け合わないと」地震で孤立集落となる恐れ…備え進める地域

 一方、市の中心部以外でも強い危機感を持つ地域があります。花折断層が通る左京区の大原です。今年6月、住民らが集まったのは地区にある教育関連施設。新たに避難所として指定され、飲料水や非常食など備蓄品を運び込んでいました。

 (住民)「飲料水。アルミ缶のボトルです。490mL入りのボトル缶が24本入っています。大原は道路が寸断されたときに、行政が来るのに時間かかるだろうと」
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 市の中心部から大原に向かう道は山道の2本だけ。地震で土砂崩れなどが起き道路が寸断されれば、孤立集落になる恐れがあるのです。

 (住民)「震度7の時の災害の状況を想定してどんな状況になるのか。寸断されたときはヘリポートはどこになるのか」
 (住民)「花折断層が動けば、京都市内(中心部)が大変になると思うんです。ここら辺はすぐに(行政からの)応援は来ないだろうと。最低限1週間~10日ぐらいは地元で助け合わないといけない」