実際には線状降水帯発生せず…
しかし、結果的には台風5号でも7号でも線状降水帯は発生しませんでした。
気象庁のワーキンググループの委員を務め、線状降水帯の予測向上に取り組む東北大学の伊藤純至准教授は、この2つの事例はともに台風の予測そのものが難しかったと指摘します。
気象庁 線状降水帯予測精度向上ワーキンググループ
東北大学大学院理学研究科 伊藤純至准教授:
「今年の5号、7号に関しては、台風が予測よりは実際の進路・勢力ともに宮城やその近辺に影響が少ない方向に推移したというのが原因です」

今年はこのように線状降水帯の予測情報を出しても実際には線状降水帯が発生しないいわゆる「空振り」が全国的に相次いでいます。