外国産木材との競争の中、国推進“皆伐”「もう少し慎重さが必要では」

藤森祥平キャスター:
「皆伐」という森林伐採方法は、外国産の木材との競争が激しくなる中で、国が推進してきた面もあります。業者にとってはコストを抑えながら効率よく作業できるという点もあります。
取材したTBS社会部の川上敬二郎記者は、「皆伐には賛否があるが、進めるにしても民家の上の急斜面で行う場合などにはもう少し慎重さが必要ではないか」と指摘します。
小川キャスター:
森とどう生きるか、どう向き合うかが問われていますね。

トラウデン直美さん:
森には土砂災害を防いだり、保水して川の増水を防ぐことでその先の被害を抑えたり、水を蓄えて少しずつ川に流してくれるなど、様々な役割があると思います。木がなければ水が一気に流れて、その後は水がなくなるという状況にもなりかねません。
防災や資源としての観点からみても、もっと時間やお金、気持ちを森や木に向けて、向き合っていけたらいいのかなと思いますが、コストがかかるので難しいですね。

保育士 てぃ先生:
国の対策も必要ですが、ハザードマップ的にあまり安全でない場所に住んでいる僕自身の実感として、誰かが何かをしてくれるのを待っているだけでは自分の命は守れないと思います。例えば「雨量がここを超えたら、通達が来る前に逃げよう」などと、あらかじめ対策をしておかないといけないのではないかと思います。
小川彩佳キャスター:
個々で向き合い方を考えていかなければならないですね。
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<プロフィール>
トラウデン直美さん
慶応大学法学部卒
環境問題やSDGsについて積極的に発信
てぃ先生
保育士16年目の37歳 育児アドバイザー
SNSの総フォロワー数200万人超














