遺書全文(訴状より原文まま)

怨んで死んでいく。とてもつらい、仕事が、やることが大過ぎる。やり方も解らない。この職場は山のように人に仕事を押しつけて、何なんだ。誰も、助けてくれない。誰もやり方を知らない。仕事がありすぎて、どんどん遅れてどうしようもない。日々仕事が、だんだん貯まって行く、どうしようもなくなっている。ひょっとすれば、既にどうにもならなくなっているかも

誰も気づいてくれない。休みに出てきても、追いつかない。やることが、多すぎる。この先また、仕事が増えていく。この職場は、何なんだ。やることが多すぎて、使い走りみたいなことをやらされて、忙しすぎて見直す余裕もない時間に作った物のミスを、責められ、やじられて、もう我慢ができない。あいつらと同じ空気を吸うのもいやだ。こんな仕事が自分に偏りすぎた職場は、いやだ。

子ども達へ、お母さんを大事にして、支えてやってくれ。それだけだ。

大学・福岡県と和解 労務管理の改善も盛り込む

遺族は2021年に必要な人員配置など労働環境を整備する義務を怠ったなどとして、県と大学に約8800万円の賠償を求める訴えを起こしていましたが、8月9日、和解が成立したということです。裁判の調書によりますと和解条項には大学が解決金5800万円を支払うことに加え、労務管理の改善や再発防止の誓約などが盛り込まれています。

悩みを抱える人の相談窓口

厚生労働省は、悩みの相談先としてSNSを含めた複数の相談窓口を紹介しています。

#いのちSOS(特定非営利活動法人自殺対策支援センターライフリンク)
電話:0120-061-338

よりそいホットライン(一般社団法人社会的包摂サポートセンター)
電話:0120-279-338