ハワイの「パールハーバー国立記念公園」を訪れていた被爆者たちが、広島市の松井市長に帰国報告をしました。
ハワイのホノルルを訪れたのは、県内の学生や被爆者など7人です。

去年、平和公園とパールハーバー国立記念公園が姉妹公園協定を結んだことから、広島市が派遣しました。
一行は、旧日本軍の真珠湾攻撃で沈没した戦艦「アリゾナ」の記念館を見学、ホノルル市民などに被爆体験を証言し、現地の若者と意見交換しました。

派遣された被爆者 才木幹夫 さん(92)
「予想以上に感銘を受けて帰りました。『憎んではいないのか』という当然の質問を受けましたが、『そういうことはありません」と言いました」

派遣された被爆者 八幡照子 さん(87)
「恨みや悲しみを乗り越えて、姉妹公園協定を結んで一緒に未来のために平和を築いていこうと」

AICJ高校3年 トウバル彩果 さん
「過去の歴史を私たちは学ばないといけないし、理解しないといけない」
現地を訪問した高校生や大学生は、11月24日に報告会を開くということです。

