営利目的で大麻を所持したとして、警察は暴力団組員の男ら2人を逮捕し、広島市にある組事務所を家宅捜索しました。

警察は25日、広島市中区の指定暴力団六代目共政会原田組の事務所を家宅捜索しました。

麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたのは、六代目共政会原田組の組員、岡野有治容疑者(23)と、元組員の井上海容疑者(24)です。

警察によりますと2人は8月、ほかの組員1人とともに中区の集合住宅の一室で、小分けにされた複数の大麻などを営利目的で所持した疑いが持たれています。

警察の調べに2人とも黙秘しているということです。

ほかの大麻事件の捜索で、この事件が判明したということです。

警察は、大麻などの販売によって得た収益が、暴力団の資金源になっていた可能性を視野に、事件のいきさつを詳しく調べています。