強い台風10号は、29日朝、鹿児島県に上陸しました。
迷走を続ける中、石川県内には週明け9月2日ごろに最も近づくとみられ、地震の爪痕が残る能登でも住民らが警戒を強めています。
強い台風10号は、29日午後5時には長崎県雲仙市付近にあるとみられ、ゆっくりとした速さで北に進んでいます。
中心付近の気圧は980ヘクトパスカル、最大風速は30メートルで、県内への最接近は当初より大幅に遅れ、週明け月曜日ごろとみられます。
午前11時ころの穴水町では、大粒の雨が激しく降り続いていました。

気象台によりますと、31日から9月2日の月曜日にかけて、台風の接近に伴い、警報級の大雨となるおそれがあります。また、地震の被災地では地盤が沈下している所があり、高潮による浸水にも注意・警戒が必要です。