水位が低くてもエンジンルームに水は入る

国土交通省によりますと、マフラーや車の前方にある吸気口などからエンジンルームに水が浸入することでエンジンが停止し再始動しなくなる恐れがあります。

セダン車は車の前方に多い吸気口

また、加藤さんは、水位が低かったとしても、対向車や、自分の車が巻き上げる水でエンジンルームに水が入ることもあると指摘します。

JAF石川支部・加藤美帆さん「もし浸かった段階で車がまだ動くようでしたら、後ろに引き返していただく。安全を確認しながら後ろに引き返してう回路に回っていただくのが最善です」

運転席から水位は分かりづらい

冠水した場所で車が止まってしまっても、天候などによってはすぐに救援できないこともあるとして、まずは車外に避難してほしいと話します。

安全を確認して車外に避難を(提供:JAF石川支部)

JAF石川支部・加藤美帆さん「周囲の安全を確認しながら車外に避難していただく。水はすぐに水位が上がってしまう可能性があります」

さらに、水位が上昇すると外からの水圧で扉が開かなくなる場合もあります。JAFでは、予め緊急用の脱出ハンマーなどを車内に備えておくよう呼びかけています。