練習は、グラウンド整備から1・2年生関係なく全員で行います。週2日、水曜日は2時間弱、土曜日も4時間しかないため、いかに効率よく練習するか、横山監督と練習メニューを決めるのが、キャプテンの大きな仕事です。
中西 燦之郎 キャプテン
「効率の面だったり、(時間が)少ないので、より多くボールを触れるようにっていうのは意識しています」
― えっ、みんなが?
「みんながボールに触れるようにとは思っています」
大会直前になるまで学年・スタメンに関係なく平等に練習するという、強豪チームにはないスタイル…。そのスタイルが生み出す力を保護者も感じていました。
中西キャプテンの母 中西 香織 さん
「チームワークがすごいいいので、お母さま方も仲良しですし、子どもたちも仲良しなので、見ていて微笑ましいなと思っています」
中・高5年間、メンバーはほぼ同じ顔ぶれ。チームワークの良さは1つの大きな武器です。
新チームは、3年生が引退した5月にスタート。就任したばかりの横山監督が最初に取り組んだのは…
横山 秀樹 監督
「最初は基本ができていなかったので基本練習ばかり。1か月ぐらいは(ボールを)手で転がして捕るという地道な練習をことし6月ぐらいまでずっとやっていました。そこからスタートです」
小学生のころは受験のため、中学校から野球を始めた生徒が全体の9割を占めます。