1日たりとも市政の停滞があってはならない
林市長は、7月22日に背中に痛みを感じ病院を受診。翌23日に金沢医科大学氷見市民病院で検査入院。31日に退院し、8月1日から公務に復帰。8日の記者会見では、病名について「悪性のすい腫瘍」と明らかにし、治療しながら公務を続けてきましたが、25日に開いた自身の市政活動報告会で、今年10月末での辞任を表明していました。
林正之・氷見市長:私の病気につきましては、市民の皆様をはじめ関係の皆様に多大なるご心配をおかけしておりますことを誠に申し訳なく思っております。病名はすい腫瘍ということでございまして、肝臓にも転移がみられたということでございます。いわゆるすい臓がんということでございましてステージ的にはステージ4ということになります。
私の現在の治療と致しましては、化学療法と致しまして氷見市民病院におきまして点滴による抗がん剤の投与を月に2回。1回あたり2時間程度通院して行っているところでございまして、この抗がん剤により、がんを小さくして切除することとしております。
またこれと合わせまして毎週土曜日に東京のがん専門クリニックに通いまして、免疫療法ということでございまして、この免疫療法は第四のがんの治療方法と言われております。この治療方法は私自身の血液を採取致しましてそれを培養し、免疫細胞を増加させ、その血液を体内に戻してがん細胞を排除するそんな治療方法でございます。
またそれと合わせてがんの治療薬であります『オプチーボ』という薬の点滴治療もスタートしております。このような治療を続けていくわけでございますけども、震災復興や人口対策など重要な課題の解決に取り組んでいかなければならない中、台風や豪雨等の災害をはじめ有事への対応など日夜気の抜けないまま市長の職務であります。
1日たりとも市政の停滞があってはならないわけでありますので、震災からの復旧復興に一定の区切りをつけることができる段階で辞職させていただきたいと思います。その震災からの復旧・復興に向けましては、『公費解体』とか『災害公営住宅の建設』そして『液状化対策』の3つが復興に向けてのカギとなるものと思っております。