非常に強い台風10号が接近中ですが、自宅での備えは進んでいるでしょうか。
対策のポイントを防災士に聞きました。

動きが遅く、影響が長引くおそれがある今回の台風。

まず、家の「外」ではどんな備えができるのか、宮崎市に住む防災士の鈴木良一さんに聞きました。

(防災士 鈴木良一さん)
「こんな形で皆さん庭(で植物)を置いていいるが、そういったところも固定する。うちみたいに木が多ければ、『みんな集まれば怖くない』で、木も集まればお互いに守ってくれますので(ロープで固定する)」

ほかにも、物干しざおなど、風で倒れそうなものは、あらかじめ倒しておく。
不安定な木の枝は切る。
さらに、側溝や排水口を掃除して水はけを良くしておくことも大切です。

(防災士 鈴木良一さん)
「(地形上)そこが一番水がたまる。そうすると車もそこが通れなくなるので、一番は地域で排水のところで水はけを良くするために、みんなで落ち葉とか(の掃除)そういったのをする」

また、鈴木さんは、倉庫に非常時に使えるロープやバールを常備し、150本ほどの飲料水をローリングストックしています。

そして、家の中では・・・

(防災士 鈴木良一さん)
「こんな形で、ここに全部災害時のとき(に使うものが)全部入っている」

停電時でも使えるラジオやテレビのほか、保存食やバッテリー、救急用品など、カテゴリーごとに分類してすぐに取り出せるように整理しています。

(防災士 鈴木良一さん)
「日頃からの備えで、台風になってもそれは当然使えるし、ハザードマップを活用して、自分の家(のこと)を一番知る。みんなで地域の特性を学んで、どう避難するかをあらかじめ決めておけばいい」