3人の職業は「酪農ヘルパー」。



乳牛という生き物を相手にする酪農家の「休日を確保するため」の大切な仕事です。

主に午後4時から3時間と次の日の午前5時から3時間の2回が1セットとなり、酪農家に代わり牛の餌やりや、搾乳、フンの処理などを行っています。
ヘルパー1人あたり月に23日から24日、各牧場に出向いています。

豊茂酪農ヘルパー利用組合 西畑謙さん:
「酪農家が18軒あるので18通りやり方があって、全部このやり方はなくて、それを覚えてそれに合わせて作業を進めていくのが大変」

酪農ヘルパーは特別な資格はなく、地域にある組合が数か月研修をして採用しています。

酪農家が利用料や会費を組合に支払い、組合からヘルパーに給料が支払われるシステムになっていて、地域によってはボーナスもあります。



現在、富士ヶ嶺地区に3人、北杜市に3人と、酪農が盛んな県内2つのエリアであわせて6人が専業の酪農ヘルパーとして活動しています。