台風の接近が心配される中、長野県内有数の米どころ安曇野で27日、早くも稲刈りが始まりました。

安曇野市豊科(とよしな)の宮澤幸司(みやざわ・こうじ)さんの田んぼでは、コンバインで、4月下旬に植えた主力の「コシヒカリ」の刈り取りが始まりました。
農家・宮澤幸司(みやざわ・こうじ)さん:
「きょうの段階で豊作だと思っています。台風の影響で稲が寝ちゃうと品質が悪くなっちゃう。ここで(進路が)逸れてもらえればいいんですけど…」
6月中旬以降の暑さで、生育は例年より1週間から10日ほど早く、品質が低下しないようにJAが早めの稲刈りを呼びかけています。

一部でコメが品薄となる中、JAあづみでは例年並みのおよそ1万2,000トンの出荷を予定していて、9月中旬をめどに稲刈りが本格化します。