上空の寒気や暖かく湿った空気の影響で、青森県内は27日にかけて大雨となる所がある見込みです。また、台風10号は西日本から奄美地方に接近するおそれがあり、気象庁は最新の情報を活用するよう呼びかけています。

26日の弘前市内は青空が見えたものの、次第に厚い雲に覆われていきました。そして、午後3時すぎには1時間に20ミリの強い雨を観測しました。

県内は上空の寒気や暖かく湿った空気の影響で、27日にかけて大雨となる所がある見込みです。

気象台によりますと27日午後6時までの24時間に予想される雨の量は、多い所で津軽、下北、三八上北でそれぞれ120ミリとなっています。

大雨が見込まれることを受けて、JRは26日、八戸線と大湊線で合わせて6本を運休しました。

また、27日は五能線の弘前と東能代の間で運休や遅れが発生する可能性があるとしています。

一方、強い台風10号は日本の南を発達しながら進んでいて、27日、奄美や西日本に近づき、28日以降、強い勢力で上陸する可能性があります。

県内に近づいた台風として記憶に新しいのが8月接近した「台風5号」です。
この時、八戸市では12日に最大15.5メートルの風を観測しました。

八戸市南郷では、見ごろを迎えたヒマワリが鮮やかな花を咲かせています。

ヒマワリを見た子どもは
Q.ヒマワリどうですか?

「きれいです」

ただ、こちらの畑では「台風5号」によって半分以上のヒマワリが倒れてしまいました。中には倒れたまま花を咲かせているヒマワリもあります。

ヒマワリを見に訪れた女性は
「台風で倒れていると伺ったが思ったよりも立っている花もあるし、倒れている花もきれいに咲いていてすごく美しいと思います」

気象庁は、台風10号が進路を西寄りに変えて列島に近づいているとして、今後の最新の情報を活用し、十分な備えをするよう呼びかけています。