旧一畑百貨店の建物を解体する方針が明らかになりました。
今年1月の閉店以来、空き家状態が続く一畑百貨店などJR松江駅前エリアについて、松江市の上定市長は26日、整備の方向性をまとめたデザイン案を公表しました。

26日の定例会見で松江市の上定昭仁市長は、官民学で作る市の松江駅前デザイン会議が作成した駅前エリアの整備の方向性を明らかにしました。

それによると駅の東側にある一畑百貨店と立体駐車場の跡地は、老朽化している建物を解体して、商業施設などが入る複合ビルと駐車場を民間主導で整備します。

一方、西側にある松江勤労者総合福祉センター、愛称、松江テルサは廃止して駅前にあるバスターミナルを移し、駅前広場と北側にある大橋川や線路沿いに人々が散策できる動線を行政主体で整備します。

これらによって市民アンケートで要望が強かった人々が集う賑わいの拠点を作り出すとしています。

松江市 上定昭仁 市長
「令和10年代の前半にはですね、形にして行くということを。時間軸の目標には掲げて行きたい。」

市は来月2日から17日まで広く意見を募集し、10月のデザイン会議に反映させ今後10年程度での実現を目指す考えです。