この時期は、台風やゲリラ豪雨による川の事故に注意しなければいけません。2019年の台風19号で甚大な被害を受けた福島県本宮市では26日、川が増水した想定で救助訓練が行われました。

佐藤玲奈アナウンサー「川の中州に転落した人を救助するため、橋の上から救助隊が降りていきます」

本宮市で行われた救助訓練には、消防と警察が参加しました。訓練は、ゲリラ豪雨などで川が増水し、様子を見に来た住民が中州に取り残されたという想定で行われました。

本宮市では、2019年の台風19号で阿武隈川が氾濫し7人が犠牲になり、住宅の被害は、2100棟あまりに上りました。訓練では、救助隊がはしごやクレーンを使い救助を行ったほか、救助用ボートの組み立ての確認なども行いました。

安達消防本部 南消防署・佐久間昇消防司令補「まずは情報収集をしていただき、避難指示が出たらためらわずに避難する、決して増水した川などを見に行こうとしないでください」

8月17日には、台風7号で増水した郡山市の愛宕川に80代の女性が流され死亡しました。現在、台風10号も接近しているので、大雨の際は、引き続き注意・警戒が必要です。