ご当地グルメを“非常食”に 災害時に食の楽しみを

山内キャスター:
東京・千代田区の日本百貨店しょくひんかんは、能登半島地震のあとに“おいしい備蓄食”コーナーを設置しました。

広報担当は「全国のご当地グルメの中から非常食として適したものを集めました」としています。非常食用に作られたものではありませんが、賞味期限が長いご当地グルメを非常食に…と提案しています。

【愛知 八丁みそを使用 味噌おでん(993円)】
・賞味期限 製造から1年
・調理方法 湯煎で5~7分
・みそだれがしみ込んだおでん6種
※価格は「日本百貨店しょくひんかん」の8月販売価格

日比キャスター:
温めて食べることもできますが、冷たいままでも、お酒のあてになりそうでした。食べごたえもあって、これがあるだけで心の安心にも繋がりますね。

【宮城 牛たんデミグラスソース煮込み(884円)】
・賞味期限 製造から3年
・調理方法 湯煎で約5分
熟成された牛たんを厚切りにカット
※価格は「日本百貨店しょくひんかん」の8月販売価格

熟成された厚切り牛たんがゴロゴロ入っていて、食べごたえもあるご馳走でした。

南波雅俊キャスター:
何も災害が起きなければ、賞味期限5年の非常食を5年後に美味しく食べることができればフードロスにも繋がります。

【静岡 “静岡のB級グルメ” 富士宮やきそば(580円)】
・賞味期限 製造から3年
・調理方法 一切不要
・コシのあるもちもち蒸し麺
※価格は「日本百貨店しょくひんかん」の8月販売価格

缶に入っていて、開けるだけで食べられます。ダシ粉がかかっているので、お魚の香りがして美味しかったです。

日本百貨店しょくひんかん広報担当は「おいしい“ご当地グルメ”が揃っているので楽しみながら防災を身近に感じてほしい」としています。

日比キャスター:
もはや非常食は日常食ですね。いざというときの備えに、普段から探したり食べたりしたいですね。

歴史・時代小説家 今村翔吾さん:
日本は戦国時代から「兵糧丸」という非常食を作っていましたが、当時から美味しさも追求していて、とても日本らしいですね。

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<プロフィール>
今村翔吾さん
「塞王の楯」で第166回直木賞受賞
歴史・時代小説家
30歳までダンス講師