政治改革 曖昧にする新総裁なら「自民党に将来はない」

ーー岸田総理が不出馬を表明したことで、政治資金問題について責任を一応トップがとったという形になりましたけど、これだけでは国民は納得しないのでは?

赤羽一嘉幹事長代行:
岸田総理も会見で言われたように、これを第一歩として新しい総裁はその思いを政治改革、政治資金の問題の改革を続けていく、その方向性は間違えないで欲しいと、こう言われているので。10名以上立候補されると聞いてますけど、そこを曖昧にするような方が新総裁に選ばれるとするならばですよ、自民党の将来はないんじゃないかなと。

そういう言い方をするのはちょっと大変、私が言うのも変なんですけど。逆に言うと、その点は認識してる自民党の議員さんが大半だと思いますから。そうしたことについて、しっかり言及する候補者が新しい総裁に選ばれる良識は自由民主党にはまだあるというふうに私は思っています。

ーーまた一方で立憲民主党の代表選も行われます。政治に対して国民が不信感を持つのは野党がだらしないというのがありますよね。

赤羽一嘉幹事長代行:
議会制民主主義で与党が強すぎるというのは健全じゃないと思いますし、立派な野党が存在するということが大事です。そのために、それぞれの政策というのを明確にする。ちょっと余計なことなんですけど、立憲民主党でよく言われるのは、例えばエネルギー政策をどうするか、そこを非常に曖昧にしている。

これからの日本のカーボンニュートラルを目指しながら経済の成長を考える時にエネルギー政策をいい加減にというのはありえないと。その辺の整理をどうされるのかということは私が言うことじゃありませんけども、第一野党である以上、政権を代わる受け皿である以上ですね、国民生活に直結する日本の経済活動に直結するエネルギー政策も明示をして掲げないと、国民の皆さんもすっきりしないものがあるんじゃないかなと思います。