最前線で患者と向き合う愛媛県立中央病院の今を取材しました。
■県立中央病院にあるコロナ患者専用の病棟

8月26日、47あるコロナ患者用の病床のうち14床が埋まっていました。

実際に対応できる患者の数としては最大に近いといいます。
入院患者の大半は高齢者です。
(県立中央病院 呼吸器内科 森高智典 感染制御部長)
「ワクチンを打ってる方が多いのでウイルス性肺炎を起こして入ってくる方はほとんどない。ですから他の病気で入ってくる。脳卒中を起こした人が実は救急搬送されたらコロナ陽性だったとか」
■医療従事者も「感染」「濃厚接触者」
8月に入り感染が急拡大した愛媛県内。医療従事者も例外ではなく、感染したり濃厚接触者になったりしたことで現在この病院では、およそ60人が出勤できない状況だといいます。

■影響は…
こうした状況の中、今最も不足しているのが看護師です。既にコロナ対応以外に、影響が出ているといいます。

少ない人数で救急や周産期医療を維持するため県立中央病院では8月8日から一般診療を3割程度縮小していて、急を要さない手術は遅らせるなどの対応を余儀なくされています。
