駅の階段に大量の雨水も JR山手線・東海道新幹線は一時運転見合わせに

大雨の影響で、都内の駅では雨漏りや冠水被害が相次ぎました。

東京メトロ「市ケ谷駅」では駅構内が浸水。足首ほどの高さまで浸かってしまっています。都営大江戸線の国立競技場駅では階段に大量の雨水が。利用客がズボンをめくりあげ、下りていきます。都営三田線の御成門駅ではエレベーターのドアから大量の水が流れ出していました。

東京・品川駅の様子。駅のホームには滝のように水が流れています。JR田町駅でも天井からスプリンクラーのように雨水が落ちる様子が。JR新宿駅の構内でも雨漏りが発生。バケツのようなものが設置されていますが、周囲の床には水があふれ出しています。

この影響で、JR山手線は午後6時50分からおよそ30分にわたり運転を見合わせました。

喜入友浩キャスター
「山手線が運転を見合わせているということで、こちらタクシー乗り場ですが長い行列ができています」

帰宅ラッシュを直撃した雨。次々にタクシーが入ってきますが、列が縮まる気配はありません。

タクシー利用客
「京浜東北線で帰ってたんですけど、満員すぎて、子どもたちもいたので降りてタクシーに替えようと。(Q.なぜ満員?)雨で遅延していたみたい」
子ども
「(Q.雨どうだった?)ザーザーだった。(Q.電車の中は?)いっぱいだった」

また、東海道新幹線も雨量計の数値が規制値に達したため、午後6時38分から東京駅と新横浜駅の間の上下線で運転を見合わせました。その後、午後7時半ごろに運転を再開しましたが、この影響で関東から離れた名古屋駅でも新幹線がストップ。

名古屋駅のアナウンス
「運転再開は東京地区の雨が弱まり次第、順次運転再開となります」

多くの人が一時、足止めとなりました。

誘導員
「通れないですね」

このほか、東京湾岸道路(国道357号)では「東京港トンネル」 が冠水し、一時、上下線で通行止めに…

報告
「冠水によって通行止めとなり、立ち往生した車が次々とバックで脱出してきています」

また、羽田空港でも大雨による落雷の懸念から、一時、航空機が離陸できない状態になりました。

わずか1時間に降った猛烈な雨で多くの影響が出た東京都心。1時間に100ミリの雨が降ったとみられる港区を中心に、世田谷区でも1時間に52.2ミリの雨を観測しています。

数年に一度程度しか発生しないような大雨を短時間に観測・解析をしたときに発表される「記録的短時間大雨情報」。東京23区では先月31日にも···

喜入キャスター(7月31日)
「JR巣鴨駅前です。ここにはかなりの水が溜まっていて冠水しています」

板橋区付近や練馬区付近、 北区付近で「記録的短時間大雨情報」が発表されました。

東京を襲う激しい雷雨。一体、何が起きているのでしょうか?