仙台市内を流れる広瀬川では、夕方から灯ろう流しが始まり、亡き人を偲ぶ灯りが静かに川面を照らしています。

灯ろう流しは、仙台市若林区の宮沢橋下の広瀬川で行われています。
この灯ろう流しは、江戸時代に飢饉で亡くなった人たちを供養するため始まったとされています。

現在は、地元の商店街などが中心となり運営していて、夏の終わりを告げる風物詩となっています。
灯ろうには、先祖の供養や家族の健康など様々な願いが込められています。
訪れた人たちは、川面に浮かぶ灯りを見つめながら静かに手を合わせていました。

訪れた人:
「亡くなったおじいちゃんやおばあちゃんに安らかに眠ってほしいのと、見守ってほしいと思いました」
「主人の両親と私の両親の供養を込めて」
「私たちが元気に過ごせるように、亡くなった人たちが天国で安らかに暮らしていけるよう願っています」

午後7時45分から、およそ1000発の花火が打ち上げられます。
灯ろう流しは午後9時まで行われ2000個以上の灯ろうが広瀬川を照らします。