非常に強い勢力を維持したまま関東の東を北上している台風7号。各地で雨風の影響が強まってきています。(8月16日「Nスタ」午後4時40分すぎの放送より)
暴風などによる停電のおそれ 2019年の「台風15号」でも様々な被害
南波雅俊キャスター:
16日の風の予想では、東京地方や神奈川では最大瞬間風速35m/s、福島では25~35m/s、茨城・千葉では35~45m/sとなっています。
最大瞬間風速(気象庁より)
・30m/s つかまらないと立っていられない
・40m/s 走行中のトラックが横転
・50m/s 多くの樹木が倒れる
南波キャスター:
強風は停電とも非常に関わりが深く、関東では千葉県を中心に停電が発生しています。
ウェザーニュースの調べによると、最大瞬間風速20m/sを超えると停電被害が出始めるということです。
25m/sを超えると、約5分の1が停電。さらに35m/sを超えると、半数以上が停電をしたということです。

停電被害が大きかった2019年の9月の「台風15号」。
千葉市では最大瞬間風速57.5m/sが観測され、市原市では強風の影響でゴルフ場のネットが民家に倒れかかる被害がありました。
君津市では送電用の鉄塔が2基倒れ、最大で約93万4900戸で停電が発生。復旧まで半月ほどかかったという例もありました。
台風による停電への備えを確認しておきましょう。

▼水を冷凍保存
電気が止まっても冷たい水を飲むことができる
冷たい状態で脇の下に入れると熱中症対策にも
▼モバイルバッテリーを充電
手持ち扇風機やスマートフォンなどを充電できる
▼現金を用意
停電でキャッシュレス決済が使えない場合も