台風の進路 大荒れピークは? 台風7号が関東に接近

気象予報士 森田正光さん:
16日(金)の午前0時から天気図を見てみると、時間の経過とともに台風の目が開いてきているのが分かります。

(発達の)最盛期は過ぎたものと思われますが、発達の余地が少し残っている段階です。

台風の進路の左側は相対的に風や雨が弱い区域なので、2019年のようにはならないかもしれませんが、どこかで激しく雨や風の影響があるだろうという状況です。

南波キャスター:
台風は日本列島から離れていく予想ですので、備えや注意は必要ですが、過度におそれる必要はないということですか。

森田正光さん:
(警戒感は)一段階下がったという感覚です。

16日午後5時の雨と風の予想をみると、房総半島の南東海上に台風の中心があります。

その先の予想では、房総半島から茨城県、福島県の太平洋側では雨風が強まりそうですが、それより西側では当初の予想より一段階下がったと言っていいと思います。

日付が変わるころには、台風が離れていくため、天気は回復に向うと思われます。

3時間ごとの天気の移り変わりをみると、16日午後6時〜9時は各地で雨マークが並んでいます。

東京も雨が止んだと思ったら急に降り出すという不安定な天気でしたが、そうした天気が日付が変わるころまで各地で続き、17日朝から晴れてくるイメージです。

日比麻音子キャスター:
2019年の台風15号のときは、風の音が不安でなかなか眠れなかった方がいたということです。この後、雨風が強くなっていくかもしれませんが、特に気をつけた方がいいところはどこでしょうか。

森田正光さん:
今一番風が強く吹いているところで15m/sくらいで、2019年は40m/sほどだったので半分程度です。雨風は強いと予想されますが、過度におそれなくて良いように思います。

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<プロフィール>
気象予報士 森田正光さん
1950年名古屋市生まれ
(財)日本気象協会に入り、1978年ごろからテレビで天気解説
1992年にウェザーマップ設立