2019年10月に発生した台風19号と、去年9月の台風13号で市内の川が氾濫し、甚大な被害が出た福島県いわき市では、台風7号の影響による大雨や強風に警戒を強めています。

阿部真奈記者「過去にたびたび水害に見舞われてきたいわき市では、浸水被害を未然に防ごうと、土のう袋の配布を行っています」

市では浸水被害を未然に防ぐため、1世帯あたり20袋を上限に、土のう袋の無料配布を行っています。市の担当者に、土のうを積む際のポイントを聞きました。

いわき市河川課・佐藤皓紀技師「結び目を玄関側に向かせて、互い違いに置きます」

こうすることで、すき間ができにくく、効果的に浸水被害を防ぐことができるといいます。

佐藤技師「最近は雨の降り方が激甚化していますし、いつどこで局所的に発生するか分からないので、土のう袋等の配布を活用していただき、台風への備えを図っていただきたい」

土のう袋の配布は、いわき市役所と12の支所で11月末まで行われ、平や小名浜など、市内5か所で土のう袋に詰める土砂の提供も行っているということです。