ところが、この頃から雲が広がり始め、ほぼ一面、単調な白い空になってしまいました。

永瀬尚樹さん
「曇っちゃったんで、丁度今、草取り作業しとられる方がおられましたんで、ちょっと列車と一緒に撮らせて頂いた所で。心安い人ばかりで、本当にそういった題材で撮らせて頂いても嫌な顔されないんで、本当に有難いと思ってます。」

顔なじみの農家の人を画面に取り入れることで、空模様の変化に対応した2人。
山陰の景色や人々の生活に密着して長年撮り溜めた作品を、近く披露することになったといいます。

原知之さん
「今回、今井印刷さんの方に声をかけて頂いて、写真集に使って頂くっていうことで。また皆さんに写真を見て頂いて、それでまた山陰の鉄道とか山陰の場所っていう所に魅力を感じてもらえたら良いなと。」

2人に写真提供を依頼したのは米子市にある今井印刷。
2016年から続く山陰鉄道シリーズの10作目となる山陰線写真集の島根県版で、今、編集作業が佳境を迎えています。