露店は炭火とIH以外の火気使用を禁止に

 例えば、以前の花火大会では、露店の出店規制が不十分で見物客が多く集まる河川敷にも店が立ち並んでいましたが、今回は河川敷から離れた公園内に出店エリアを限定。事前に許可した15店舗のみで、炭火とIH調理器具以外の火気の使用を禁止しました。

 (奥田友昭さん)「今回特に重視しているのは、露店の火気による事故。露店はIHなどに限って火気を使わない状態で、爆発事故とかが起きないように対策をしている感じです。安全に来ていただいて、安全に帰ってもらうのが僕らが今回目指している形」

 8月6日、奥田さんたち実行委員は安全対策について再確認するため、露店を出す予定の店舗をまわりました。

 (奥田さん)「火気やね。炭火を最初おこすときにバーナーとか言っていたけど、それもいったんやめてもらって、着火剤つけて、ちょっと時間かかりますけどそれで。送風機とかでバーっとやると。安全にやっていきましょう。お願いします」
 (店の人)「お願いします」
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 息子の空くんを亡くした山名さん。事故以来、花火大会に足が向くことはありませんが、再開には反対しないと話します。

 (山名さん)「花火で亡くなったわけじゃないんですけど、再開されたとしても、もう亡くなった人は帰ってこないし、『もうニ度とこういう事故が起きないようにお願いします』としか、私たちからは言えないですね」