花火大会の再開が決定「誰一人事故やけがのないように」

 そんな中、市は、去年実施した市民へのアンケートで再開に前向きな回答が9割近くにのぼったとして、主催者に安全対策を求めたうえで、市が後援する形での再開を認めると発表しました。

 (福知山市 大橋一夫市長)「11年ぶりに開催される。市民については9割近い方が花火の再開を望んでおられる。あるいは地域の活性化を頑張っていきたいと」
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 (福知山HANABI実行委員会 奥田友昭実行委員長)「安全性を僕らも大前提においていますので。帰られるまで、21時くらいですかね、しっかりそこまで誰一人事故やけがのないようにしていきたい」

 今年の花火大会で実行委員長を務める奥田友昭さん(43)。地元にみんなが集まる場所を復活させたいと委員長を買って出ました。

 (奥田友昭さん)「このまちで生まれ育って43年で、花火は子どものころからずっとあった風景。お盆になったら、知り合いが帰ってきたりとか、『久しぶり』『ただいま』『おかえり』とか、親戚が集まったり、一緒に花火を見るとか。久しぶりに帰ってきてもらう理由を作りたかった」

 再開に向けて、連絡が取れた事故の被害者やその家族には、安全対策について丁寧に説明し理解を求めてきました。