パリオリンピック™が開催されている最中も、ウクライナやパレスチナ自治区ガザでは戦闘が止むことはありませんでした。紛争や弾圧に直面しながら参加した選手たち、東京五輪の時にベラルーシから亡命した選手は祖国への思いを語りました。
競技中に「女性を解放せよ」
マニザ・タラシュ選手(21)は、パリ大会の新競技「ブレイキン」に難民選手団として出場しました。
祖国・アフガニスタンではイスラム主義勢力のタリバンが実権を掌握しています。
女性の人権が抑圧され、女性が音楽やダンスを楽しむことも認められなくなり、タラシュ選手はスペインに逃れました。
8月9日に行われた予選では、ダンス中に上着を脱ぎ、水色のマント姿に…
マントの文字
「FREE AFGHAN WOMEN」(アフガニスタンの女性を解放せよ)
オリンピックでは「政治的な宣伝活動」が禁止されているため、タラシュ選手は失格処分になりましたが、試合後のインタビューでは…
タラシュ選手(BBCより)
「私は人々に可能性を示したかったんです」
失格になることはわかった上で行ったと明かしました。