熱帯低気圧は台風7号に お盆休みの週末に関東を直撃か

森田正光 気象予報士:
12日午後11時時点、日本の南に熱帯低気圧が2つあります。南の海上にある熱帯低気圧は13日の午前3時頃には台風7号になりました。

7号のこのあとの進路を見ると、16日(金)にかけて伊豆諸島から東日本、さらに北日本は大きな影響を受けそうです。そして台風を強める海水温が今、日本の南の海上30度以上というとても高い海域が広がっています。
ということで、7号は発達しながらやってくるので危険な台風です。
小川彩佳キャスター:
かなり大きな影響が関東中心に出るということになるのでしょうか。

森田 気象予報士:
8年前の2016年に、実は台風9号というのがありました。今回の7号のコース、さらに強さも類似しています。このとき千葉県で最大瞬間風速45.5mの風を観測するなど、結構大きな被害が出ました。
ですから、この台風と今回の7号は同じぐらいの規模になりそうです。

15日正午からの天気図を見ていきますと、台風の本体の雨雲が静岡周辺にかかり、関東を直撃しそうです。当初の予想よりも西の方にずれてきています。ですから、今考えているよりも大きな被害をもたらす可能性も出てきました。

ちなみに暴風域に入る確率は、千葉県などでは40%以上、東京でも20~30%あります。
今週末は各方面とも台風情報に気をつけてください。
小川キャスター:
お盆休みの方は重なりますので、こまめに情報を確認していただいて、かなり柔軟な予定を立てていただく方がよさそうです。