「ロシア・ベラルーシと同等」ーへの警戒
このイスラエル不招待を理由に核保有国を含む西側諸国の大使らは式典への参列を見送り、格下にあたる公使らが参列しました。

【2022年式典出席者→2024年出席者】※23年は台風のため招待なし
■アメリカ合衆国【特命全権大使→首席領事】
■イギリス【臨時代理大使→政治部公使参事官】
■フランス【特命全権大使→公使/次席】
■イタリア【臨時代理大使→総領事】
■カナダ【臨時代理大使→参事官兼政治・経済部長】
■ドイツ【首席公使→公使参事官】
■EU【臨時代理大使→政治部長】

アメリカ・イギリス・カナダ・フランス・ドイツ・イタリア・欧州連合(EU)の大使は、市が判断を保留していた7月中旬、「イスラエルを招請しないことはロシア・ベラルーシと同等にみなすことで誤った印象を与えることになる」「イスラエルが除外された場合、ハイレベルの参加者を派遣することが難しくなる」とする書簡を市に送り、イスラエルを招待するよう市に迫りました。
その中で下したイスラエル不招待の決断。「政治的理由ではない」とする市長の言葉は相手にされず、各国のイスラエル対策として式典が利用された、との指摘もあります。
式典当日、爆心地周辺を訪れた市民からは長崎市の判断と各国の対応に対し、様々な声が聞かれました。