事件は“被災地支援のボランティアバス”の車内で起きた

この裁判は、今年3月、能登半島地震の被災地支援に訪れたボランティア専用のバスの中で、大阪府の無職・元警察官(51)が、2日間にわたり前の座席にいた女性の腕や腰を触ったとして、石川県迷惑行為等防止条例違反の罪に問われています。

裁判長から事実かどうか問われた被告は、ボソボソとした小さな声で「間違いないです」と答え、起訴内容を認めました。

金沢地裁

検察側の冒頭陳述や被告人質問によりますと、今年2月、ボランティア向けにベースキャンプが完成したことを知った被告は、「被災地のために何もできていない」と感じ、ボランティアへの参加を決意。1泊2日の日程で計4回参加しました。