広島県福山市を流れる芦田川で、小学生の児童5人が川に入り、このうち小学4年生の女子児童1人が溺れて死亡しました。
警察や消防によりますと午後4時ごろ、「子どもが溺れているようだ」と、近くを通りがかった人から通報がありました。
現場は福山市山手町の芦田川右岸の河川敷で、児童5人だけで遊んでいたところ、河川敷に置いていた菓子が入っていた袋が川に落ちたことから、取りに行くため5人全員で川に入りました。
このうち市内に住む小学4年生の女子児童1人が川に流され、消防が救助して市内の病院に搬送。心肺停止の状態でしたがその後、死亡が確認されました。ほかの4人は自力で岸に上がったり、近くにいた住民らに救助されたりして、命に別条はありませんでした。
女子児童が見つかったのは岸から10メートル程度離れた、水深およそ2メートルの川底で、流れは穏やかだったということです。
溺れているところを目撃した近所の男性は取材に対し、「『助けてー』という声で走って行った。大人が何人か右往左往していた。子どもたちも『助けて』と言っていた。水を飲んでいたようで、バタバタしていた」と話していました。