M8クラスの地震“1週間以内に0.5%” 南海トラフ「巨大地震注意」
今回の地震が南海トラフ地震に繋がるおそれはあるのか。気象庁は初めて「南海トラフ地震臨時情報」を発表し、巨大地震が起きる可能性が高まっていないか調査しました。

気象庁 束田進也 地震火山技術・調査課長
「議論の結果、南海トラフ地震臨時情報、巨大地震注意を発表している。南海トラフ地震の想定震源域では、新たな大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まっていると考えられる。
今後、もし大規模地震が発生すると、強い揺れや高い津波を生じると考えられる。新たな大規模地震が発生する可能性は平常時と比べると高まっているが、特定の期間中に大規模な地震が必ず発生することをお知らせしているものではない。
今後、政府や自治体などからの呼びかけ等に応じた防災対応をとっていただけるようにお願いします」

評価は、3段階中2番目の「巨大地震注意」。1週間以内にマグニチュード8クラスの巨大地震が発生する確率は約0.5%です。

南海トラフ地震評価検討会 平田直 会長
「いつ地震が起きても不思議はない状態のところで、さらに高くなった。地震学的には『数倍高くなった』は極めて高い確率」
東海道新幹線 1週間程度 速度落とし運転
気象庁の発表を受け、東海道新幹線は通常より速度を落として運転します。区間は三島駅から三河安城駅までの上下線。JR東海は、この区間で少なくとも10分以上の遅れを見込んでいます。
速度を落としての運転は1週間程度継続する予定で、現時点で運休の予定はないということです。

















