「支度」が綱の上に直に乗り、そのまま担いで会場へ向かいます。その姿は、まるで龍!

午後5時。東の雄綱と西の雌綱を合体させ、「カナチ棒」が差し込まれた瞬間!一斉に、綱が地面にたたき落とされ大綱曳きが始まりました。

3分11秒に及ぶ激しい戦いの末、今年は西が勝利しました。
与那原大綱曳の最大の特徴は、負けた側に勝たせる2回戦があること。「勝っても負けても和気藹々」の精神です。

▽参加した町民は
「人生かけてます。準備に1年かかって」
「綱曳きでしか会えない仲間とかにも会える場所。与那原町民がひとつになれる祭り。最高です」
<取材MEMO>
与那原大綱曳で使用した綱は金武町で取れた藁(わら)で編まれていて、10月の金武町まつりでも使用されるということで、「綱は持ち帰らないでね」とアナウンスされていました。記念に綱を持ち帰る那覇大綱曳とは違うところで、これも個性ですね。(取材 下地ゆみな)