川の中で布団をかぶって生き延びた…
1年間、勉強を重ね、7月20日、亜希代さんは県民カレッジの講座で「語り部」としてデビューすることになりました。
娘 西田亜希代さん「眠れませんでした。お伝えしたい情熱だけは伝わるかなと思いながら」

亜希代さんが語り継ぐのは、父が体験した富山大空襲の記憶です。
娘 西田亜希代さん「逃げて、耐えて静かになったころに布団から見た光景というのが一面焼け野原の光景だったと」「この中にうちの父も逃げて助かって私が存在しているわけなんですけども」

父の進さんは当時10歳でした。母と兄、妹と一緒に降り注ぐ焼夷弾から逃げて、命からがら飛び込んだ川の中で布団をかぶって生き延びました。
