インタビューで三淵嘉子さんが語ったこと

「何て言いますか、家庭裁判所っていうのはどうしても民衆に親しまれる裁判所でなきゃいけないと。社会の一般の方から本当に自分たちの日常の生活に関係のある事柄について相談に乗ってもらえるところだというふうな裁判所に、これからしていきたいというふうに思うわけです。やっぱり家庭を含めて社会全体がやっぱり子どもの問題を本当に真剣に考えて、日本の将来を担うその少年たちのために、その社会がどういう姿勢をとらなきゃいけないかっていうことを一本になって考えなきゃいけないと思うんですよ」

およそ、7分のインタビュー取材で、三淵さんが何度も繰り返していたのが「教育」でした。

「やっぱり私は少年たちを見てみますと、非常に何て言うのかしら自制力のない子どもが多い。それから自主性のない子どもが多いっていうことは、これはやっぱり家庭の教育にやっぱり一つ問題が。それは幼児の教育に問題があると思うんです。自分である程度自制がきちっとできるような教育、これはやっぱり家庭教育だと思いますね」