5800万円の行方と姉の殺害 司法の判断は

8回行われた裁判員裁判の公判では、被告2人の証言の食い違いが目立ちました。和美被告が岡村被告に送ったおよそ5800万円について、岡村被告は「500万円貸した」、和美被告は、「借金返済のため」だと話しましたが、金額に大きな乖離があります。

また、岡村被告は「ホームレスの和美被告は狙われるため、(自分の口座)に一時入れていました」と述べ、必要に応じて和美被告に全額手渡ししていたと証言。
一方の和美被告は、「もらっていません」と答えるなど、証言が食い違っています。

こうした証言の食い違いを裁判官や裁判員はどのように判断するのか。そしてそれが強盗殺人などの罪の認定にどう影響するのか。
判決は8月1日の午後3時に言い渡される予定です。