「肩や胸の傷は神経や筋肉を切断し、その刃先は肺にまで達していました」

将太さんは、事件があった10月4日の夜10時45分ごろ、当時仲が良かった女子生徒と二人で、家の近くで話をしているところでした。突然犯人に、頭や首、肩、背中など胸など複数箇所を刺され、命を奪われたといいます。死因は失血死。首の傷は頸動脈を、肩や胸の傷は神経や筋肉を切断し、その刃先は肺にまで達していました。
刺された瞬間、将太さんは女子生徒にむかって「逃げろー」と叫び、女子生徒をつき飛ばしました。女子生徒はすぐにその場を離れて無事でした。女子生徒が振り返った時には、犯人は将太さんに馬乗りになって刃物を振り上げていたといいます。
(堤敏さん)「凶器は刃渡り7.9㎝の折り畳み式のナイフです。ですが、その傷の深さは10センチを超えるものもありました。何のためらいもなく、力いっぱい刺したことからも、この犯人の残虐性と強い殺意が感じ取れます。」














