堀内建材(須坂市)専務・堀内龍真(りょうま)さん:
「家の外の暑さが家の中に侵入してしまう割合が、玄関や窓を通してがだいたい7割程度と言われてますので」

特に熱が入りやすいとされるのが、日本の住宅に多いアルミのサッシとガラス1枚の窓。

これを高断熱の窓に改修することで、冷房の効果をアップさせ、省エネにもつながるということです。

こうした省エネ住宅へのリフォームにいま、補助金の制度があります。

一部の自治体で行われているほか環境省が展開しているのが「先進的窓リノベ2024事業」です。

堀内さん:
「大きさと窓のグレード・性能によって金額が異なってきます」

住宅の省エネ化を促す内窓の設置や、外窓・ガラスの交換に対して、改修費用の2分の1相当などが国から補助されます。

補助金の上限は200万円です。

冨澤さん:
「外と同じくらい暑かったですね」

2023年度の補助事業を活用して、窓を改修した須坂市の冨澤(とみさわ)さんは、従来の窓の内側にもう1枚、断熱性能の高い窓を設置しました。

冨澤さん:
「西日というと暑いんですけど、こういう2枚戸になってからは、そういうことはなくなりましたね」
「補助金もいただきましたので特に私は万々歳ですけれども」

宮入キャスター:
「冨澤さんの今回のケースの工事なんですけども、今年度の補助金を活用した場合どのくらいお得なんでしょうか?」


補助金は工事の種類や窓の性能・サイズによって決められています。

堀内さん:
「全部で6箇所こちらで工事させていただいたんですが、全体で32万5000円」

宮入キャスター:
「ちなみに工事っていうのはどのくらで終わるものですか?」
堀内さん:
「このくらい4枚建てって言われる窓でも特に支障な物がなければ1時間もあれば」
「断熱性を高めることで光熱費削減にもつながると思いますので、ぜひこういう補助金という制度がまだあるうちに有効に活用して」

「窓リノベ事業」は年末までに完了する工事が対象ですが、予算がなくなり次第終了となります。

補助金の申請は消費者が自ら行うのではなく、「窓リノベ事業者」として登録されている施工業者が行うため、リフォームを依頼する業者が登録しているか事前に確認する必要があります。