今年は学校から借りた「拍子木」で追い払う作戦 効果は?

現在、奈良市では土木管理課・道路維持課・保健衛生課・農政課の4つの課で毎年持ち回り制でムクドリと戦っています。
そして今年立ち上がったのは、農政課の職員たち。さて、今年の作戦は?
(奈良市・農政課 板倉聖起主幹)
「学校の道具ですね、音を鳴らして追い払うという形」

「拍子木」を鳴らして追い払うという、なんとも原始的な作戦です。今年はムクドリ対策の予算がゼロ。そんな中、名古屋市ではこの方法でムクドリの姿が消えたと聞きつけ、学校から借りてきたのです。
(奈良市・農政課 板倉聖起主幹)
「相手も生き物なので、お互いやむを得ないところはあるんですけれども、こちらも生活圏を守らないといけませんので」

奈良市とムクドリ、因縁の戦いがはじまります。
(職員)「集まってきましたね」
(職員)「どうします?散ってやります?」
(板倉さん)「1回一緒にやってからばらけましょうか」

拍子木を鳴らし始めると、音に驚いたムクドリが電線から飛び立ちます。出だしは好調のようです。職員たちは電線に沿って練り歩き拍子木を鳴らし続けます。