0系・100系とは全く違う顔「異端児」300系

JR西日本製作の16両編成「のぞみ」の走行試験。その試運転車両がJR岡山駅に滑り込んできました【画像③】。

今では鉄道博物館くらいでしか見ることのできない300系。じっくりと正面を見てみると、それまでの「0系・100系」、その後の「700系・N700系」とは全く系統の異なる「異端の顔」です(その後の500系はもっと異端ですが)。

デザインはめちゃくちゃシンプルで、よく見ると運転席のガラス部分はまるで戦隊モノの目の部分みたいです(その後の500系は地球の平和を守る『カンセンジャー』になっちゃいましたが)。

【画像③】よく見たら、戦隊ものの「目」のような運転席

そして横から見ると【画像④】、先頭部分は「青のライン」が「300系の横顔」と曲線の形状が、ほぼほぼ平行だったことも分かります。

また、当時の動画を弊社のYouTubeで見てみると、発進時には「ホィーン、フー↑、フー↑」という独特の音を発していました。これがVVVF(可変電圧可変周波数制御)というヤツですね。

【画像④】

時は遡ること31年前。背景として写っているJR岡山駅の西口には、まだ岡山全日空ホテル(その後のANAクラウンプラザホテル岡山)の姿はありません【画像⑤】。西の方を見れば「京山ロープウェイ」が見えていたのでしょうね。

【画像⑤】右奥に見えるのは、ANAクラウンプラザホテル岡山ではない建物!