のぞみ「山陽新幹線デビュー」前夜 新たな(出張の)歴史が始まる
続いての【画像⑥】では、岡山市北区下牧あたりに秋~冬場によく発生する雲海(霧?)をバックに、煌々とライトを照らしながら近づいてくる300系の姿が映し出されていました。「日本の夜明けぜよ」って感じで、なんか格好いいぜよ。
こちらは、新大阪から折り返しての下りを捉えた映像でした。いつも新型新幹線車両の走行試験が行われる際に、許可を頂いて上がらせて頂いている、岡山市北区中井町のスーパーの屋上駐車場から撮影したと思われます【画像⑦⑧】。
ちなみに筆者&テレビカメラマンは、2009年にこの場所から九州新幹線「さくら」のデビュー前の試運転映像を撮らせて頂きました。
その模様は、今回の連載の22週間後に登場予定ですが、写真だけでも先に【画像⑨】に上げておきましょう。。。16年でこのデザインの進化はすごい!(正確にはこのデザインは東海道・山陽新幹線として2007年デビュー)
300系「のぞみ」の走行試験は、新大阪~広島間で8日に渡って行われたものでした。前日まで車両構造などの教育を受けていた運転士らが乗り込み【画像⑩】、運転席の計器類のチェックや乗り心地などの走行試験を行っていたということです。
何と言っても、この「300系」この「のぞみ」の売りは、最高時速が270kmと、それまでより40キロもスピードアップするということ。岡山~東京間はそれまでの3時間44分から一気に29分短縮され、3時間15分で行き来できるようになるのです。
この「のぞみ」山陽新幹線デビューのおかげで、筆者も岡山~東京間を「日帰りで行けるよね」言われながら、幾度となく弾丸出張をすることになったのでした。のぞみ、ばんざい。。。
その時速270キロの乗り心地はどうだったのか?次回8月11日(土)に配信予定です。
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